スマホ顕微鏡 アダプタで撮 影したユリの 花粉四分子 (左)、ハイ ビスカスの茎 切片(右)
学校で児童、生徒が使用する顕微鏡のレンズには、必ずと言ってよいほど指紋、さび、水 垢、染色液、泥などの汚れが付着しています。運悪く汚れたレンズで観察した子どもたち は、普通は自分の顕微鏡レンズが汚れているとは思いません。これは、他人の顕微鏡と交換 して観察することがないため、自分の顕微鏡の見えが悪いことに気付かないのです。しか し、汚れたレンズによる観察は、ミクロの世界の感動を与えないばかりか、むしろ幻滅感 さえ子どもに植え付けてしまいます。
本研修では顕微鏡の仕組みの基礎を講義した後、レンズの取り外し方、レンズ表面の汚れ の見方、レンズの汚れのクリーニング方法など、顕微鏡のメンテナンスの技法を習得しま す。その後、先生と児童・生徒で顕微鏡観察像を共有できる、ペーパークラフトによる着脱 可能なスマートフォン顕微鏡アダプタ(考案者:広島大竹下先生)を作成します。
顕微鏡を常に良好な状態に保つための知識と技能を養います。また、スマホ顕微鏡アダプタ を使用すると、複数人が同時に同じ試料を観察できるため、今まで以上に対話的な学びと 指導ができるようになります。