前半ではフラーレンC60の構造に起因する化学的性質などを紹介します。フラーレンは、炭素同素体の中でも特異な性質を有しており、溶液すると綺麗に呈色します。後半では、このようなフラーレンの特異な性質を利用することで、視覚的に変化を確認しながらフラーレンC60の化学反応をスモールスケールで行います。スモールスケールの実験は、廃棄物や 経費を低減できること、また、安全性を高められることから、個人実験に展開することも 比較的に容易です。反応の進行について、クロマトグラフィーを用いた分析実験を行います。これらの実験を通じて、化学反応とクロマトグラフィーに関する理解を深めていきたいと考えています。
炭素同素体やπ電子系化合物の構造や性 質について学びを深め、スモールスケー ルでの化学反応やクロマトグラフィーに ついて、実験を通じて体験的に知識や技能を習得します。化学反応の変化の様子やクロマトグラフィーの分析結果について、考察、議論することで、思考力・判 断力・表現力が養われます。