はじめに、地層のつくりとでき方に関する基本的理論の解説を簡単に行います。地層研究に 関する最新の話題も含めて、わかりやすい説明を心がけます。
次に、室内実験を行います。具体的には、(1)実験水路を用いて一方向流の作用によって 形成される微小地形(ベッドフォーム)と縞模様(堆積構造)の特徴を観察します。また、 (2)水路実験によって形成された堆積物を用いて、剝ぎ取り標本の作製実習を行います。 これは、野外における地層の剝ぎ取り標本の作製とその教材 化の入門編と位置づけられま す。
最後に、(3)河川砂と海浜砂を対象として、篩(ふるい)を用いた粒度組成分析と考察を 行います。これは、身近な砂を用いた教材化の例として位置づけられます。このような実 験・観察と実習を通して、地層の観察方法やそれによって読み取れる過去の地球表層環境の 姿について理解を深めます。
基本的理論の解説と室内実験の中でも特に水路実験と剝ぎ取り標本の作製によって、知識 および技能を養います。また、篩(ふるい)を用いた粒度組成分析と考察によって、思考力、判断力、表現力等を養います。