太古の時代から人類は天体の動きを観察し続けてきました。しかし、銀河系の存在や宇宙 の構造が明らかになってきたのは、ほんの90年ほど前のことです。本研修では人類が夜空 の観察を通して、どのようにこの宇宙を理解して来たのかという歴史的な経緯と、身近な材 料と教材を用いた、太陽の動きの記録、月・金星の満ち欠けの再現、星の動きの追跡、と いった平易な実験・観察を紹介します。また、極めて広大で長大な空間・時間スケールの天文現象を扱うために、しばしば教科書や資料集で用いられる「天文現象の模倣とディフォルメ」の注意点も解説します。
影を用いた太陽の動きの記録・ピンポン球による天体の満ち欠け・星座早見盤の使い方、 といった平易な観察・実験を通して、天体の動きとそれに伴う天文現象を理解・考察する資質・能力の養成を目指します。