小学校理科では,風とゴムの力,光,音,磁石,電流,振り子,電流と磁力,てこ,電気 の利用などが物理分野の内容です。どれも身近な現象と結びついていますが,物理として正確に説明しようとすると,大学レベルの知識が必要になります。中学校では,さらにオーム の法則,力学・電磁気学の基礎といった内容を扱いますが,これらを厳密に教えることは, 教師にとってもかなりハードルが高いものになっています。大事なのは厳密さではなく,子どもたちの将来に役立つ,生きた学びでしょう。
この研修では,物理を専攻してこなかった教員が,物理分野を教えるためのポイントを,物理教育研究の成果に基づいて説明していきます。児童・生徒が陥りやすい誤った考え方,実 験・観察での着眼点などをしっかり押さえれば,児童・生徒にとって有意義な物理分野の授業を,誰でも実践できるようになるはずです。
物理分野の授業に対して苦手意識を抱えている教員の授業力を高めることを目指します。