研修の目的

端末ごとに自由に視点を操作でき、疑似体験活動に使える360°動画端末

新型コロナウィルスの感染防止対策として、教育現場に遠隔授業が急速に普及したことで、教育における情報通信技術（ICT）の活用が重要になっています。そんなICTに関する最新の研究成果を知り、理科の授業への応用を考えていただくことを、本研修の目的とします。

研修の概要

ICTと理科教育の関係は、「ICTの理科教育」―ICTの要素技術を教材とした理科教育と、「ICTで理科教育」―理科教育のツールとしてのICT活用、の2者に分類できます。それぞれについて、以下の研修を行う予定です。
1.    国立研究開発法人情報通信研究機構（NICT）がオンラインで開催するオープンハウス（研究成果展示会）を見学し、「ICTの理科教育」への応用が考えられる研究成果を探していただきます。見学の後、参加者にオンラインでお集まりいただき、見つけた研究成果と理科教育への応用アイデアをお互いに紹介し、講師が講評をすることで、知見を深めていただきます。
2.    「ICTで理科教育」のツールの例として、遠隔で360度映像を複数の端末で同時に視聴するシステムと、汎用的なPCプロジェクタと球面のスクリーンを利用して、地球や惑星を立体的に表示できる「ダジック・アース」をご紹介する予定です。