光は、小学校でも中学校でも、理科の初めに学びます。これは、光は目に見えるので理解し やすいと考えられているためでしょう。その一方で、光を検出器ではなく「目で見る現象」 には、脳での処理が関与しています。このため、思い込みや誤概念も多く存在します。レン ズによる結像について、像の位置を作図や計算で求めることはできても、像が生ずることが 理解できていなかったり、実像や虚像の違いが分かっていなかったりすることは、よくみら れることです。この研修では 、身近な道具を用いた簡単な実験と話し合いを通じて、光が空 気中を直進すること、水やガラスなどとの境界面で反射や屈折をすることを確かめます。特 に、反射や屈折によって光の経路が変わった際に、どこに像ができるのかを考え、レンズに よる結像の理解の基礎を培います。また、像の位置に加えて、像の大きさについても考えま す。
幾何光学におけるさまざまな誤概念を認識します。鏡による反射や境界面での屈折を経た光 の進み方から、像のでき方を確認し、レンズによる結像について、公式や作図だけによら ない理解の基礎をつくります。